「AI検索の対策はやったほうがいい」と聞くけれど、AIO・LLMO・GEO・AEOと呼び名が乱立していて、結局どこから手を付ければいいのか分からない——EC/D2Cのオーナーからよく聞く話です。結論を先に書くと、最初にやるべきはAI専用の裏技ではなく、[[検索結果の1〜2ページ目に入ること]]。この記事は、商品ページとブランドサイトで明日から着手できる順番を、6つのステップにして書きます。
結論:AIに引用されたければ、まず検索の1〜2ページ目に入る
結論から書きます。AI検索対策の第一歩は、AI専用の特殊な施策ではなく、通常のGoogle検索で1〜2ページ目に入ることです。2026年7月22日にGoogleで「AI Overview 対策」を実際に検索したところ、Googleの「AIによる概要」自身が、参照元は検索結果の1〜2ページ目(特にトップ10以内)から選ばれる傾向が非常に強いと要約していました。引用の候補に入っていなければ、書き方をどれだけ工夫しても、AIの回答には現れません。
つまり「SEOはもう終わり、これからはAIO」という語り口は、順序を取り違えています。SEOが土台で、AIOはその上に乗る作法です。土台が無いままAIO対策だけを外注するのは、店を構えずに看板だけを発注するようなものになります。
用語も1回だけ整理します。AIO・LLMO・GEO・AEO——呼び名は違いますが、指しているのはほぼ同じ「AIが答えを組み立てるときに、自社を引用元として選んでもらうための取り組み」です。「AIO SEO 違い」という検索まで前年比+578%で伸びている(ラッコキーワードで実測)くらいで、提供側でも言葉が固まっていません。どの名前を選ぶかに時間を使う必要はありません。 大事なのは順番です。
ECブランドが明日から着手する順番
ここからが本題です。商品ページとブランドサイトを持つEC/D2Cブランドが、どの順番で手を付けるか。当社が自社ドメインで実行している順番を、そのまま書きます。上から順にやれば、AIO・LLMO・GEOという言葉を一度も使わずに、やるべきことは全部片付きます。
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「自社が答えを持っている問い」を3つ書き出す
商品カテゴリの一般名で戦う前に、自社にしか答えられない問いを探します。原料の調達先、製造の判断基準、開発の途中でやめた仕様、返品理由の傾向。ここが一次情報の在庫であり、以降すべての工程の材料になります。
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その問いを検索数で実測し、狙う語を1つだけ決める
見るのは検索数の大小より、前年比と1ページ目の顔ぶれです。定番の大きな語は競合が埋めていることが多く、正面から書いても埋もれます。書かない判断を先にすることも、対策のうちです。伸びていて、かつ1ページ目が空いている語を1つに絞ります。
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商品ページの見出しを「問いへの答え」に書き換える
「こだわりの製法」ではなく「なぜこの製法なのか」。AIが引用するのは、問いに対応する形で書かれた文章です。ブランドコピーは残していいので、その下に答えを1文足すところから始めてください。
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FAQをページに明記し、構造化データを入れる
問い合わせでよく来る質問と答えを、そのままの形でページに書きます。あわせて JSON-LD(FAQPage / Organization / Product)を実装。人が読む文章と機械が読むデータを一致させるのが、ここの目的です。
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書き出した問いを、記事として1本ずつ書く
商品ページに置ききれない一次情報は記事にします。結論を各セクションの冒頭に置き、数字には出典と集計期間を必ず添える。「当社調べ」だけでは、引用の根拠になりません。
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順位を取りに行く作業を、止めない
title・内部リンク・表示速度といった基本は、AI検索の時代でも先に効きます。1〜2ページ目に入るまでは、引用は待ちの状態が続く——ここを飛ばして「AI向けの書き方」だけを整えても、成果には結びつきません。

なぜこの順番なのか——AIが求めている書き方を、実際に検索して確かめた
2026年7月22日、Googleで「AI検索 対策」を実際に検索しました。自然検索1位は有限会社バンブーハウス、2位は ferret One。大手が固めきっていない面です。同じ画面に出たGoogleの「AIによる概要」は、AI検索対策の目的を「AIに信頼できる情報源として引用されること」と定義したうえで、もっとも重要な要素として次の3つを挙げていました。
- 結論ファーストの文章構造——問いに対する答えを、セクションの冒頭に置く
- Q&A形式の明記——想定される質問と答えを、そのままの形でページに書く
- 一次情報の積極的な発信——他所の記事の要約ではなく、自分だけが持っている事実を出す
この3つは、そのまま上のステップに対応します。ステップ3〜5でやっているのは、まさに「結論を先に置く」「FAQを明記する」「自分だけの事実を記事にする」ことです。当社は指名検索「テマナシSEO」で、Googleの「AIによる概要」に事業内容を正しく説明・引用される状態を作れています。実装しているのは構造化データ(JSON-LD)とFAQの明示、そして結論ファーストの文章構造——AIが挙げた3点と同じで、特別な裏技は使っていません。

よくある誤解と、費用の話
SEOはもう古くて、これからはAIO対策だけやればいいのでは?
逆です。Googleの「AIによる概要」自身が、参照元は検索結果の1〜2ページ目(特にトップ10以内)から選ばれる傾向が非常に強い、と要約しています(2026年7月22日にGoogleで実際に検索して確認)。1〜2ページ目に入っていないページは、AIの引用候補にすら入りません。 SEOで候補に入り、書き方と構造化データで引用される。順番はこの通りです。
AIO・LLMO・GEO・AEO、どの名前のサービスを頼めばいいですか?
名前で選ぶ必要はありません。「AIO SEO 違い」の検索が前年比+578%(ラッコキーワードで実測・集計期間2025年7月〜2026年6月)で伸びていること自体が、提供側でも言葉が固まっていない証拠です。見るべきは名前ではなく中身——構造化データを実装するのか、一次情報を取材して記事にするのか、通常の検索順位も一緒に見るのか。この3点を聞けば、実態はだいたい分かります。
費用はどれくらいが相場ですか?
2026年7月22日にGoogleで「AIO対策 費用」を検索したところ、「AIによる概要」は外注の相場を初期5〜50万円・月額10〜50万円と提示していました(内訳は、現状診断のスポットが10〜30万円、コンサルが月10〜30万円、実装込みの伴走が月30〜100万円)。当社は全業種一律で月額¥50,000(記事10本・キーワード設計から入稿・月次レポートまで込み)+初期¥50,000〜¥200,000、プランは1つだけです。今のサイトに接続するなら5万円から、サイトごと作る場合で20万円までとしています。
ついでに書いておくと、その「AIO対策 費用」で自然検索1位に出ていた記事は、本文にオフィス蛍光灯のLED交換費用(1灯8,000〜20,000円)が混入していて、費用記事として成立していませんでした。新しい領域ほど、上位表示と内容の質は一致しません。 裏返せば、まともに書いた1本が入り込む余地が、まだ残っているということです。
まとめ:AI専用の裏技を探す前に、引用される資格を取りに行く
AI検索対策は新しく見えて、やることの大半は地味です。①検索の1〜2ページ目に入る、②問いに答える形で結論を先に書く、③FAQと構造化データで機械にも読ませる、④自分だけが持っている事実を出す。この4つの順番を守るだけで、AIO・LLMO・GEOという言葉を一度も使わずに、やるべきことは全部説明できます。
そしていま、この領域は「AI検索 対策」の自然検索1位が有限会社バンブーハウス、2位が ferret One という状態です(2026年7月22日にGoogleで実際に検索して確認)。大手が固めきっていない面が残っているうちに、自社の一次情報を置いておく。それが、いちばん安く席を取れるタイミングです。
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この記事を書いた人

杉山 誇京
株式会社FiTin 代表・テマナシSEO/AIO運営
デジタルマーケティング大手・オプト出身。大手メーカーから飲食店舗まで、幅広い業種のマーケティング支援に携わってきた。現在はマーケティングと開発の両方を武器に、EC・店舗・住宅など業種を問わずWeb集客サイトを自ら制作・運用している。
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