「AIO対策、いま始めて間に合うのか」——これから始める人のいちばんの不安に、結論から答えます。需要はこの1年で爆発しましたが、Googleの1ページ目はすでに大手と比較メディアで埋まっています。それでも後発が入れる場所は残っています。この記事は、2026年7月22日に実際に検索して確かめた1ページ目の実態と、後発が現実的に入れる3つの場所を書きます。
結論:今からでも間に合う。ただし「一般論の5ステップ」では入れない
結論から書きます。AIO対策の需要はこの1年で爆発しました。「AIO対策」は月3,600回・前年比+864%、「LLMO対策」も月3,600回・+309%(ラッコキーワードで実測/集計期間2025年7月〜2026年6月)。それでも今から始めて間に合います。 ただし条件があります。「AIO対策とは?基本の5ステップ」のような一般論の記事では、もう入れません。その席は大手と比較メディアで埋まっているからです。
なぜ「それでも間に合う」と言えるのか。埋まっているのは「量」であって「質」ではないからです。2026年7月22日に「AIO対策 費用」を検索したところ、自然検索1位の記事には、本文にオフィス蛍光灯のLED交換費用(1灯8,000〜20,000円)の話が混ざっていました。費用記事として成立していない記事が、その語の1位にいる。数は埋まっても、検索した人の問いに最後まで答えた記事は、まだ少ない。 ここに後発の余地があります。
後発が入れる3つの場所
ここからが本題です。これから始めるなら、大手と同じ土俵(「AIO対策とは」のような一般語に一般論で答える記事)で殴り合ってはいけません。代わりに、次の3つのどれかを狙います。上から順に、後発でも席が残っている場所です。
- 1
自分だけが持っている事実を、記事の核にする
「AIO対策とは?5ステップ」を書けば、資本力のある大手と同じ土俵になり、まず勝てません。代わりに、自社にしか書けない事実(実測した数字・現場の判断・検証結果)を記事の核に据えます。 一般論の要約では作れない一次情報が、読者にも検索にも選ばれる理由になります。
- 2
検索意図が混線している語(=残っている穴)を狙う
埋まりきった領域でも、穴はこういう形で残っています。例えば「AI Overview 表示されない」(月70回)は、「自分のサイトが引用されない」と困っているサイト運営者と、「自分のブラウザにAI概要が出ない」と困っている一般利用者が、同じ語で混ざっています。片方に絞ってきちんと答えるだけで席が空きます。 1ページ目に大手ベンダーがおらず、広告もゼロでした。
- 3
「自社の業種 × AI検索」の交差点を足場にする
「AIO対策」のような一般語の正面は激戦ですが、業種と掛け合わせた交差点は、大手にとって専門の1本を割く優先度が低く、空いていることが多い。Search Consoleでは「D2C SEO」が2表示・期間平均10.5位で検索結果に出始めています。母数はまだ小さいため、順位獲得とは断定せず継続観測します。
そして大きい語(「AIO対策」月3,600回)は、1本の記事では取れません。関連記事を束ねて半年〜1年かけて押し上げるものです。時間軸を1ヶ月に固定すると、全部が「勝てない」判定になってしまう。判定は、順位ではなくSearch Consoleの表示回数で行ってください。 表示回数はクリックより先に動くので、3ヶ月時点で表示回数が伸びていなければ設計を見直す、とすると判断が遅れません。

「検索数が小さい=空いている」で入ると危ない
1つだけ、場所選びの注意です。検索数が小さい語=まだ空いている、とは限りません。 2026年7月22日に「AIO対策 EC」を検索しました。この語の月間検索数はゼロ、しかも過去7日に生まれたばかりの新語です。それなのに1ページ目は、mercart・W2 Commerce・ecbeing・bindec といったECカートのベンダーと、日経クロストレンドで完全に埋まっていました。うち2本は公開が3日前と7日前です。
ここで見るべきは「埋めているのが誰か」です。ECカートのベンダーは、自社製品の文脈でこのテーマを書けます。当事者性という一点で、外から解説する側は勝てません。だから「検索数がゼロのうちに先回りすれば安く取れる」という定石は、この領域ではもう通用しない。検索数の実測と、1ページ目の実検索は、必ずセットで行ってください。 片方だけだと、空いていると思った場所が実は満席、という場所選びのミスをします。

検索数の大きさで語を選ぶのはやめました。検索した人が発注にどれだけ近いかで並べ直すと、いちばん検索数が大きい「AIOとは」が、いちばんお金にならない語だと分かります。
よくある誤解
AIO対策・LLMO対策・GEO対策は、何が違うのですか?
呼び名が違うだけで、指している中身はほぼ同じです。AI検索(GoogleのAIによる概要やChatGPTなど)に自社の情報が引用される状態を作る取り組みを、AIO・LLMO・GEO・AEOと各社が別々の言葉で呼んでいます。実測でも「AIOとは」「LLMOとは」がどちらも月4,400回・前年比+570%前後で並んで伸びており、まだ呼称が1つに収束していないことが数字にも出ています。 用語の選定に時間をかけるより、やることは同じだと考えて着手した方が早いです。
いまから始めて、どれくらいで結果が見えますか?
検索経由の結果は、新規ドメインで3〜6ヶ月が目安です。その間の判定は、順位ではなくSearch Consoleの表示回数で行ってください。 表示回数はクリックより先に動くため、3ヶ月時点で表示回数が伸びていなければ設計を見直す、という形にすると判断が遅れません。最初から順位だけを見ていると、手応えの有無に気づくのが半年遅れます。
まとめ:一般論を書いた時点で、後発は負ける
- AI検索の需要は本物。「AIO対策」は月3,600回・前年比+864%、「LLMO対策」も月3,600回・+309%
- 一般語の1ページ目はすでに埋まっている。ただし埋まったのは「量」で、「質」ではない(「AIO対策 費用」の1位記事には蛍光灯のLED交換費用が混ざっていた)
- 後発が入れる場所は3つ。①自分だけの事実を核にする ②検索意図が混線した穴を狙う ③自社の業種×AI検索の交差点を足場にする
- 大きい語は半年〜1年の投資と割り切り、判定は順位でなくSearch Consoleの表示回数で行う
- 検索数が小さい=空いている、ではない。検索数の実測とSERPの実検索は必ずセットで
最後にひとつ。この実測(検索数を測り、1ページ目を数える)は、やること自体は難しくありません。難しいのは、それを毎月続けることです。当社が代わりに回す場合の料金は、業種を問わず月50,000円(記事10本・キーワード設計から入稿・月次レポートまで込み)、初期50,000〜200,000円。プランは1つだけで、月々の追加費用はありません。
参考資料・一次ソース
- AI機能とウェブサイト— Google 検索セントラル
- 生成AI機能向けのサイト最適化ガイド— Google 検索セントラル
- Googleが推奨するリンクのベストプラクティス— Google 検索セントラル
- Search Console検索パフォーマンスの見方— Google Search Console ヘルプ
AUTHOR
この記事を書いた人

杉山 誇京
株式会社FiTin 代表・テマナシSEO/AIO運営
デジタルマーケティング大手・オプト出身。大手メーカーから飲食店舗まで、幅広い業種のマーケティング支援に携わってきた。現在はマーケティングと開発の両方を武器に、EC・店舗・住宅など業種を問わずWeb集客サイトを自ら制作・運用している。
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